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大龍湫景勝区

馬鞍嶺と東嶺の間は、昔は西内谷と言われた。谷の中を錦渓という川が流れている。錦渓は大龍湫に源を発し、経行峡に入り筋竹谷に沿い清江に流れ込み海に注ぎ込む。謝霊運が当年、筋竹谷を観光したが、結局川を遡って山を入ることができず、大龍湫と出会うチャンスを見逃したまま帰ったそうである。そうでなければ、雁蕩山の開山の祖師が諾巨那という西洋の和尚ではなくなるのであろう。「雨が濛濛としている中、龍湫で宴を開く」というのが、なんという幸せであろう。たとえ黄果樹に住んでいても、大龍湫を見ないのも残念なことである。ほかの滝はただの滝で、大龍湫は龍である。風によっていろんな形を作り、200メートルほど流れ落ちてきて、これと比べものになる滝はほかにあるのであろうか。四時朝夕の陰晴や雨、雪など、いったいどれぐらいの姿があるかを、数え切れる人はいるのであろうか。だから大龍湫と生死の縁を結んだ諾巨那が終始言葉一つも残らず、無数の世俗の文人があれこれと饒舌した結果、清代の詩人江堤がこのような一文でまとめた。「龍湫を書きたいが着筆がなんと難しいぞ」

大龍湫景勝区 == 大龍湫
大龍湫 落差が197メートル、中国最大で、「天下第一の滝」と誉められている。歴代の文人墨客はすべてそれに傾倒する。空中と淵の底で二匹の龍に変わって、龍が飛翔していて、万種の姿態に現れ、変幻に極まりがない。清代の袁枚が詩でこう描いた。「龍湫山高し勢い天を絶ち、一本の滝落ちて羅綿を包む。五丈以上尚水なり、十丈以下全て煙なり。況して百丈から千丈まで、水雲煙霧見分けずなり」と。
大龍湫景勝区 == 筋竹谷
筋竹谷は峡谷で、谷の中に筋竹が生えていることから名づけられた。上は経行峡と結び、下は清江に入る。全長4.15キロ。両岸には、寺院を囲んだ峰が聳え立ち、青々と茂った森が連なっていて、明らかで静かである。錦江が谷を流れ、時には急流になり、時には止まったように見え、そして滝や泉になり、また初月、峡門、葫芦、漱玉、下培、菊英など合わせて18の深さが違う淵になっている。淵の間には瀬、谷、とりでがある。流れが清らかで、岩が点在し、水面を渡る多数のセメントの橋がほとんど木の幹や竹の枝の形にし、そして長い岩で敷いた石階段が伸びていて、環境との共生と調和を期し、両々あいそまってよりよい効果を収めるように工夫している。

 

大龍湫景勝区 == 羅漢寺
羅漢寺は仏教の禅宗の寺で、宋代太平咸平二年に建てられた。建築者が「全了」という有名な和尚さん。熙寧元年(1068年)に額が賜られた。寺の西に芙蓉峰があり、もともとは芙蓉庵と呼ばれた。康寧元年、寺の右前の崖に羅漢によく似ている飛来石があることから、羅漢寺とも呼ばれるようになった。

羅漢寺は南向きで谷の中に座っている。同寺の前50メートルの所に石板の橋があり、雁蕩山の現存した唯一の宋代の橋。宋淳祐戊申年に造られた。寺まで100メートルの道の左に口を開けて山を降りている恐ろしい虎の形の峰、右に驚かされて目を丸く見張って山を登っている獅子の形の峰があり、生き生きとして、本物そっくりである。

場所:浙江省楽清市雁蕩山雁山路88号 郵便番号:325614
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