
香魚(あゆ)は、雁(蕩)山「五珍」の一つである。いい香りがして非常にうまく、酒を飲む時のいいおかずである。清代の労大奥は【陽江逸事】でこう述べている。「雁(蕩)山五珍と云うのは、所謂龍漱茶、観音竹、金星草、山楽宮、香魚のことなり。」、「香魚は、鱗が小さく生臭みがない。春に成長し始まり、月に一寸ほど育ち、冬になって一尺以上に育つと、潮にのって産卵する。産卵で体が弱くなり、死ぬのがほとんどである。雁(蕩)山の谷や渓流にあり、ほかにはない。別名月魚」と。「雁(蕩)山の谷や渓流」とは、石門潭、蒲溪湾、松波溪、筋竹洞と芙蓉溪などであり、その中で石門潭の香魚が一番うまいと言われている。
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