三折瀑は造物主が人間とおにっこを遊んでいるようで、徐霞客の目さえも隠された。本世紀になってから初めてその本来の姿を現した。名山は名作のように、絶えず人々に喜びをもたらしている。雁蕩山の多くの滝の中で、一番変わったのがこの三折瀑。特に中折瀑がもっと素晴らしく、「雁蕩山第一景観」と呼ばれる。中折瀑を囲んでいるのが冷やした火山口だそうであるが、火と水がこのように相克し共存するのが、一種の人間の奇観を作り出している。三折瀑は三つの「折」(上折、中折、下折)に分けて天から降りているから、高遠型の風景であるべきだが、すぐ身近なところにあるのである。初月谷という谷が雁蕩山の奥深い一面を呈す。この谷は、千変万化の雁蕩山の一番有名な「鉄城嶂」を抱えて隠しているが、かえって境界を広めた。「隠す」が雁蕩山の一つの手際である。 |